真昼の月

そんな私は平成生まれ

アンネ・フランクと出会った経緯と夏の旅について

私の読書はふたつのパターンの繰り返しで連綿とつづいてきた。ひとつは気分で読みたい本を決めるパターン。もうひとつは、芋づる式に関連書籍を読みふけるパターン。今は後者の波の狭間をたゆたっている。

 

記録によると、初めて増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫)を読んだのは2015年3月。いつか読んでみたいと思いながらも機会を逸してきた。マームとジプシーの芝居を観るようになり、今日マチ子さんの漫画作品を買い揃えて読んだ。COCOONのあとに、アノネ、(上)を読んで、あらためてアンネ・フランクに興味をもち、アンネの日記を読んだ。本棚で出番待ちをしていた夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録も読んだ。その後アメリカに関する本を数冊読み、マームとジプシーのイタリア公演ドキュメント『イタリア再訪日記』を読んだ。戯曲つながりでサラエヴォ・ノートを読んだ。またドイツにもどってあのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))を読んだ。これが2014年末〜2015年4月あたりの流れだった(もちろん、この流れに無関係の本も読んでいます)。

 

2014年の夏に、初めての海外旅行をした。行き先はドイツとオーストリアで、3年後の今年も、ドイツに住む友人とヨーロッパ旅行をしようという話が持ち上がった。ちょうど仕事で浮世絵を眺める日々がつづいたので、ゴッホを中心にオランダ〜ベルギーの美術館めぐりがしたい、と思ってA19 地球の歩き方 オランダ ベルギー ルクセンブルク 2016~2017を買った。パラパラめくるとどうしても目につくのがアンネ・フランクだった。それから私の関連書あさりが始まったというわけなんです!

 

 

アンネ・フランクの記憶 (角川文庫)

アンネ・フランクの記憶 (角川文庫)

 

 

思い出のアンネ・フランク (文春文庫)

思い出のアンネ・フランク (文春文庫)

 

 

アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。

アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。

 

 

アンネとヨーピー―わが友アンネと思春期をともに生きて

アンネとヨーピー―わが友アンネと思春期をともに生きて

 

 

アンネの童話 (文春文庫)

アンネの童話 (文春文庫)

 

 

これらに登場するアムステルダムの通りの名前は、もういくつかおぼえてしまった。「アンネ・フランクの家」には必ず行かなくちゃ。